学童保育のあり方について、現在さまざまな問題があげられています。
こうした学童保育の課題を見直し、
みなさんで「子どもたちのために何ができるか?」を考えてみましょう。
■保育時間・期間が短い
お子さんが保育園の頃より、
「小学校に上がってから働きにくくなった」
「両立が難しくなった」
と感じている親御さんは少なくないそうです。
これは、保育時間が短く夜は遅くまで働けないこと、高学年になると預かってもらえる施設が
少ないことが原因とされています。
また、学童に預けることができない待機児童の問題もあります。
■一定の運営モデルがない・指導員の資格が明確ではない
学童施設の数を増やせば問題が解決するかと言うと、一概にそうとも言えません。
公設の学童は、保護者やNPO団体、自治体などで運営されているため、
全国統一の運営モデルといったものがありません。
そのため指導員もプロフェッショナルばかりではなく、保育の質にも差が生まれてしまいます。
運営モデルの確立や指導員の資格化も求められているのです。
■児童の事故補償について
学童にいる間に、お子さんが事故にあうことはあってはならないことですが、
起こる可能性は否定できません。
万が一事故が起こった場合、その補償をどうするのかというのも重要な課題です。
■保護者への負担・運営資金難
資金繰りに困窮している学童は数多く存在しています。
更に、それをカバーするためのイベントには保護者の協力が不可欠で、
こうした役割の負担も大きいという声もあがっています。
補助金がでている場合もあるのですが、それでも運営は厳しいところがあるのです。
少子高齢化問題もあり、誰もが働きながら子育てをできる社会づくりが話題となって久しい今、
こうした学童の課題を今一度考え直す機会が必要なのかもしれません。